春ですね!   副教会長

 年が明けて、早や3ヶ月。この間、数々のお別れをしたり、旅立ちのお見送りをしたりしました。可愛がっていたインコの一羽を亡くし、
長い間お世話になっていた主治医の先生がいる診療所、も事情で閉院されました。そして二男の卒業、引っ越し。父親との別れも体験
しました。

 そして四月。残った一羽のインコはやっと元どおり以上に元気に鳴くようになり、私は新しい主治医の先生の診察を受け始めました。
二男は入学式を迎え、父の納骨ももうすぐです。ひとつ季節が進んだことをこんなことからも実感しています。

 色々さみしいことを経験しましたが、今になって思うことは「ありがとう」という言葉がたくさん飛び交った3ヶ月間だったということです。
インコにも、主治医の先生にも、二男にも、二男にかかわってくれた先生方はじめたくさんの方々にも、父にも、父を最期まで見送ってく
ださった方たちにも本当にたくさん「ありがとう」を言ったなと思うのです。

 ついつい忘れがちですが、春とはそういうことを思い出させてくれるそんな季節なのかもしれませんね。そして思いのほか、穏やかにい
られるのもそういうことに気づかせていただいたからかもしれません。
そして実はもうひとつ。先日、行きたかったお芝居のチケット争奪戦に見事に敗れ、チケットをとることができませんでした。残念な気持ちは
もちろんありますが、まぁいいか、これもお繰り合わせの中でのことだしと、ジタバタせずにその状況を受け入れている自分に正直驚いてい
ます。

様々な環境が変化する春という季節に、「ありがとう」と「神様へのおまかせ」の気持ちで前向きにいきたいと思いました。



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